10年ぶり、不動産広告の大改正

2022.12.05 コラム

不動産広告が10年ぶりに大改正されました。

9月1日に施行された新しい表示規約では、2012年に行われた改正以来の広告業務に関わる大きな改正となり、1つ目に、計測のスタート地点が明文化されました。改正前は駅やスーパー等の各種施設まで、物件の敷地内で一番近い地点をスタート地点として計測することができましたが、今回の改正でマンションやアパートについては建物の出入口をスタート地点とすることが明文化されました。首都圏公取協の佐藤友宏事務局長は「12年以前に建てたマンションの徒歩所要時間は、敷地の一番近い地点から計測されていたと思われるため、再確認する必要がある。道路や駅の出入口等が変わっている可能性もある。これを機に測り直してほしい」と語っています。2つ目に、主要ターミナル駅までの所要時間の計測方法が修正されました。改正前は日中の平常時間の計測でよかったのですが、改正後は朝の通勤ラッシュ時で計測することとなり、乗換が必要な場合は乗換に要する時間や交通機関の待ち時間も含めて表記することになります。計測には、通常の乗換検索サイトやアプリを利用しても問題はなく、利用したツールの記載は不要とのことです。また、各計測方法のほか、歩く速度の設定によって乗換所要時間が異なる可能性もあるが、計測ツールをどのように設定するかは、基本的に出稿事業者の自由になります。

今回の改正で注意すべき点はSNSを利用した集客にも適用される点であり、時代の変化に合わせて不動産業界も変わっていく必要があります。

参考:全国賃貸住宅新聞

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