前回コラムの第2弾で、所有事例をご紹介します。
新築価格 4000万円(2008年)
途中価値 3000万円(2013年)
現在価値 4200万円(2024年)
残債 2500万円(2024年)
新築から5年後の価格査定で約3000万円。
過去20年で最も価格が安い時期で購入後わずか5年で25%の下落幅でした。
売値より借入の方が多い状態でしたので、売却はせず保有継続。
今年再査定をしたところ、4200万円の査定でした。
約16年間での変動は以下の通りです。
金利 変動なし(固定金利)
空室 約4か月。(入れ替わり2回)
家賃 12000円上昇
修繕 給湯器、エアコン、水栓の交換程度のリフォームのみ。
年間収支はほぼトントンで固定資産税分15万円がマイナス。
固定資産税15万円×16年=240万円
還付が300万円程ありましたので差引60万円のプラスですが
空室や修繕費を考慮するとキャッシュフローはマイナス50万円位でした。
ここまでの収支結果で考えると、運用中にキャッシュは作れていませんが
仮に今売却したとすると、4200万円-2500万円=1700万の手残りとなります。(税引前)
運用期間16年で1700万円のプラスなので年間106万円の収益を獲得したことになります。
16年間、ほぼ何もせず、家賃でローンを返済した分が利益という状態になっています。
ここまでくれば余程の事がない限り、保有or売却のどちらを選択しても負けない状態まで
来ていると思います。
このように時間を掛けるだけで利益が得られる仕組みを作れるのが不動産のメリットです。
お客様に合ったプランニングを行い、不動産投資をしてよかったと
思っていただけるよう、これからも精進して参ります。